WEFAチャンピオンシップ第1戦、カン・アスレチック・クラブ対ACミランはノルマンディーのスタッド・マチルダ・ド・カンで行われカンがオウンゴールとアンリの得点で2−0の勝利を手にした。サザン・リーグで首位を走るミランとウェスタン・リーグでこちらも首位を独走するカンの対戦だけに接戦が予想されたが中盤のクオリティーでカンが上だったということがスコアに表れたといえるだろう。
もうひとつの試合、バイエルン対ユヴェントスはラウールのゴールでユーヴェがアウェイでの勝利をものにして優位な状態でデッレ・アルピでの第2戦を迎えることになった。
サンシーロで行われる第2戦を前にリーグカップの決勝進出を決めたカンは2季連続の3冠達成という恐るべき偉業の予感に心を躍らせていた。さらにリーグではアンリが得点王、アシスト王の2冠をほぼ手中にし、チャンピオンシップではキヴィが得点王、アシスト王でトップに立っている。チームの雰囲気は最高の状態だ。
サンシーロのピッチに現れたカンの選手はベストメンバーではなかった。累積でユーゴーとファン・デル・ファールトが欠場のため代わりにフォックスとチュルナトがスタメンに入っている。ベンチ要員であることが多い2人だがルドルッティー監督からの信頼は厚い。それはチームがチュルナトと契約を5年延長した事実を見ればあきらかである。
試合開始から2点のビハインドを負うミランが攻勢をかけるがパスの出所であるルイ・コスタをフォックスとピレスに抑えられて決定機が作れない。逆にカンは前がかりのミランを鋭いカウンターで突き刺す。前半7分にカウンターからアンリが決めると、18分にもカウンターから今度はピリニャークが決めてほぼ試合を決定付けた。このあとも2点を加えたカンがトータル6−0でミランを下して2季連続の決勝進出を決めた。
勝利の立役者となったピリニャークは試合後、「このチームは2シーズン前にユーヴェに負けてから強くなったんだ。僕らはもうイタリアのチームに怯えたりしないし、勝てると信じて戦っている。決勝でユーヴェに借りを返したかったけど彼らが負けてしまったんじゃしょうがないね。」と語った。
ピリニャークの語ったとおり準決勝のもう1試合、ユヴェントス対バイエルン・ミュンヘンはホームで引き分けでも良かったユーヴェが0−2でまさかの敗戦を喫してバイエルンが決勝行きの切符を手にしていた。バイエルンとカンはグループリーグでも対戦しているが、1勝1分けでカンに分がある。
「怪我人もいないし昨季の決勝を知っている選手たちだから心配はしていない。この時期にすべてのタイトルに手が届く位置にいるというのは我々が偉大なチームである証明だ。ぜひ優勝してサポーターとエールに捧げたい。」
このように決勝の抱負を語ったルドルッティー。その表情は自信にあふれていた。
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