□  おまけ第4回「初の3冠、そして去るもの、来るもの」

 今季最初のタイトルをユナイテッドに運んだのは通称「リザーブス」カップ戦要員として起用されるかリーグでの格下相手に起用される選手たちであった。彼らはこのカップ戦でアピールできなければ放出されるしかないことを知っている。1回戦で敗退した昨季は多くの選手がチームを追われた。
  今季鳴り物入りでやってきたクラウディオ・ロペスもこのリザーブスにいる選手の1人だ。2トップを採用しているユナイテッドではFWは第1、第2FWがC.L、リーグで出場、第3、第4FWがその控えとカップ戦でのスタメンを、残りのFWがその控えとなる。シーズン開幕当初は第1FWには昨季20得点(リーグ・C.L)のファン・ニステルローイ、第2FWがリーグ得点王のディ・バイオ、第3FWを昨季をケガで棒に振った鈴木(エディット)、今季加入したクラウディオ・ロペスが争い、そのあとを今季加入のフォーセルと昨季から不調のスールシャールが追う構図だった。
  しかし開幕してみるとディ・バイオが点を獲れず信頼を無くし、C・ロペスは連携不足で実力発揮にはいたらず、開幕5試合で7得点をマークした鈴木が第2FWにのし上がってスタメンを確保した。カップ戦ではC・ロペス−ディ・バイオが1回戦でコンビを組んだものの不発。ディ・バイオに代わって投入されたフォーセルがデビュー戦で2発、さらにリーグ戦でもゴールを決めてリザーブスでのスタメンを確保した。これで出番を失った昨季の得点王ディ・バイオは今季0ゴールという屈辱とともにチームを去ることになってしまった。
 C・ロペスとフォーセルのコンビで12得点を挙げたリザーブスは3シーズンぶりにカップ戦を制覇。決勝でもC・ロペスが2発を決めて存在感をアピールした。カップ戦でのアピールを首脳陣も認めリーグ戦やC.Sでも起用されるようになりチーム内での争いはより活性化した。カップ戦で優勝を決めるゴールを挙げたロペスはリーグ戦でも最後の天王山となったアーセナル戦で貴重な決勝ゴールを挙げて来季のスタメン獲りをアピールした。 リーグ戦、C.S.でスタメンを張った鈴木は途中でコンディションを崩すこともあったものの18得点でリーグ得点王を獲得、C.S.でも6得点をあげて大きく貢献した。エースのファン・ニステルローイもリーグで13得点、C.S.では決勝でのハットトリックを含む6得点を挙げてエースの役割を果たした。3冠達成を果たしたものの首脳陣の来季への動きは早かった。
  まずは不振を極めたディ・バイオをアラン・スミスとトレードで放出、チームにフィットしなかったファン・デル・ファールトとリチャーズ、キャロルを放出、そしてスールシャールをトーマス・ロシツキーとのトレードで放出した。そしてSBにペレズを、GKにニエミを補強した。これでユナイテッドが昨季から進めている年棒削減はさらに進んだことになった。

来季の選手一覧
[GK]カニサレス、セーレンセン、ニエミ
[DF]ファーディナンド、ブラウン、シルベストル、G・ネビル、バルデ
    F・ネビル、ネスマチニー、オシェイ、ペレズ
[MF]ロイ・キーン、スコールズ、アイマール、ギグス、ロシツキー
    ギオアネ、ニューメイヤー(E)、フォーチュン、カルストロム、バット
    ジェンバ・ジェンバ(E)、クレベルソン
[FW]ファン・ニステルローイ、鈴木(E)、C・ロペス、フォーセル、スミス

第6シーズン終了
PS2RC

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