WEFAチャンピオンシップで敗退したカン・アスレチック・クラは言わば大きな見本市になってしまった。トゥドール、エルゲラ、ロベール、ペレズ、ブッフェル、ファン・デル・サールが去ることになったのだ。スタジアム建設のためとはいえあまりにも大きな戦力ダウンである。
欧州の舞台から敗退したあと、モチベーションの低下もありリーグカップも落としたカンはそれでもかろうじてリーグ優勝を果たす。そして多くの選手が去っていった。
シーズンオフに入りエールは低コストで獲得できる有望な選手を探し回った。しかし、彼のチームに合いそうな選手を見つけられずユースからフランセの推薦する選手を迎えるのみとなった。
ユースチームからやってくるのはフランス人MFのユーゴーとモーパッサン、ドイツ人GKのライブニッツ、そしてフランセが即戦力だというロシア人MFのピリニャークである。キャンプでエールはピリニャークとライブニッツに驚かされた。ピリニャークはシェフチェンコ並みのスピードと突破力、そして右足に大砲を持つ選手で、フランセが即戦力だと繰り返したのも頷けた。そしてライブニッツはファン・デル・サールの放出が決まったため急遽トップチームに呼ぶことになったのだが、エールはその判断が間違いではなかったと思えた。判断力ではまだ未熟さが見られるときもあるが、反応速度や跳躍力などの身体能力はすばらしいものがある。明るい性格でよく声も出ており、あと数年もすれば世界クラスのGKになりうる才能である。
エールとスラングソンGMはフリーエージェントで獲得できる選手も物色していた。結局、フランス人SBのルベイイェールとチェルシーからフランス代表でもあるDFガラスを獲得することに成功した。これからまだ成長の余地がある選手である。若手も加えてなんとかリーグで優勝を狙えそうな戦力を維持できてエールは内心ホッとしていた。昨季は全勝したバルセロナ、復活したレアル・マドリー、そしてドイツから舞い戻ったショルがいるベティス、リーグカップを獲得したボルドーが今季は優勝を争うことになりそうだが、バルサとレアルさえうまくしのげれば優勝できる可能性は大いにある。あとは若手がどこまで伸びるかである。
今季のメンバー
シェフチェンコ
(カベナギ)
キヴィ
ピリニャーク (チェルナト) イズマイロフ
(ロタン)
ファン・デル・ファールト スフォルツァ
(ペドレッティー) (ビディッチ)
ラヴィス カンデラ
(ウルタード) (ルベイイェール)
ガラス クリスタンバル
(オラッラ) (バルデ)
ライブニッツ
(イサクション)
その他の選手
MFモーパッサン、MFユーゴー、GKダバノビッチ
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