□ 第11回「首位に立つ」
カンは9節・カップ戦2回戦とアウェイでスポルティング・リスボンとの2連 戦を戦った。この2連戦を1−2、0−3と勝利したカンはついにD1の首位 に立った。シェフチェンコとショルのコンビが冴え渡り、攻撃力は格段に上 がった。エールの言葉は間違っていなかったとメディアも彼を絶賛した。
イズマイロフの獲得に成功したカンはさらにカポを高額で放出し、D2下 位のモナコからロタンを格安で獲得することにも成功した。10節ではリヨン をショル−シェバのコンビで4−0と蹴散らし、11節の2位アトレチコ・マド リー戦を迎えた。
試合当日、守護神フレイが急な発熱で出場できなくなりエールは前日の 練習でいいプレーを見せていた第3GKのダバノビッチを起用し、コンディシ ョンの悪いロベールに代えてロタンを先発に抜擢した。開始から中盤での 激しい主導権争いになるが徐々にカンがペースを掴む。22分、30分、41 分とシェフチェンコがゴールを襲うがGKブルゴスの神がかったセーブに遭 い点が奪えない。アトレチコも後半から盛り返し、57分にはF・トーレスが 決定機を迎えるがダバノビッチがスーパーセーブでゴールを死守。結局G Kの守りあいになり両チームで合計34本のシュートが乱れ飛んだものの 0−0のスコアレスドローとなった。これでカンは首位をキープ、アトレチコ はバルセロナに抜かれて3位となった。
首位をキープしたカンだが続くデポルティーボ戦でPKにより先制された 後、ショルが負傷するというアクシデントに見舞われる。それでもショルの 交代直後にシェフチェンコが同点弾を叩き込み、6分後にはショルに代わ って入ったカベナギが逆転弾を決めて見事勝利した。ショルのケガの程度 はまだわからないが、長期離脱となると選手層が厚いわけではないだけ に戦術の変更も含めエールは苦悩することになるかもしれない。
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