□ 第9回「連勝と完敗」
レアル・マドリー相手に対等に渡り合い勝ち点をもぎとったことでカンは勢いづいた。2節のセルタ戦ではショルが美しいFKを決めてチームにD1初得点をもたらした。1度は追いつかれたものの終了間際にショルが4人のDFを翻弄して途中交代のカベナギへラストパス。これをカベナギが落ち着いて決めD1初勝利を掴んだ。
3節のバレンシア戦ではまたもショルのパスから今度はシェフチェンコが決めて勝利。カップ戦のマルセイユ戦もアウェイで0−1で勝利し3連勝を飾った。しかし、4節で対戦した昨季のリーグ王者・バルセロナにカンは完敗を喫する。クライフェルトの巧みなポストプレーにクリスタンバル、マドゥニが対抗できず後半10分に痛恨のPKを決められマドゥニが退場。さらに17分にはサビオラとクライフェルトに崩されて追加点を決められてしまった。攻撃陣はGKリュストゥの堅陣を崩せず沈黙。結局0−2というスコア以上の完敗となってしまった。
試合後にエール監督はマドゥニの与えたPKについて「あの場面ではやむを得ないでしょう。」と擁護しつつも「最終ラインでクリアをミスするというとこは失点を意味する。そういったミスを減らさなければ勝つことはできない。マドリー戦ではできたのだからやれるはずだ。まあ、昨季の王者が相手だったんだからいちいち落ち込む必要はないよ。」と努めて冷静を装ったが、試合中はかなり荒れていたらしく選手たちはロッカーに引き上げるのが鬱だったようだ。
次節はPSGとの対戦となるがカンが敗戦を引きずってしまうのか注目したい。
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